漏斗胸(ろうときょう)ってなあに?

写真(左)のように胸の中央にくぼみがある病気です。このくぼみは、手術で直すことができます。

手術前  
手術後      
漏斗胸

ナス法による漏斗胸の手術とは?

ナス法



ナス法とは、金属製の平たいバーを胸のかたちに合わせて湾曲させ胸の中に入れ、バーを180°回転させ、胸の内側からくぼんだ胸骨を持ち上げ矯正します。
※ バーは2〜3年後に取り除きます。

対象年齢:4歳〜成人


どんな場合に手術が必要ですか?

主に見た目を良くするために手術を行います。術前は特に何も感じていなくても、術後に胸痛や呼吸困難感がよくなったと感じる方もいるようです。また、胸郭の変形が大きいと心臓や肺が圧迫されて心機能や呼吸機能の異常が出てくることもあります。

手術の時期は、自分の胸の形が他人と違う事に気付き始める時期の5歳頃からを勧めております。

ナス法に関しては大人になると軟骨が固くなってくるため、子供の頃の方が適しておりますが成人でもかなり改善します。


従来法(Ravitch法、胸骨翻転法)との違い

以前の漏斗胸の手術は、胸の真正面に大きな傷跡を残し、手術時間もかなり かかっていましたが…


ナス法の特徴として

胸腔鏡を用いて行います。また、バーが変位(移動)しないような工夫も行っています。
胸の正面に大きな傷跡はできません。
(傷跡は左右脇の下に2cm程度と胸腔鏡を入れる傷1cm程度)
従来の手術法より手術時間は大幅に短縮され、出血量も少量です。
手術後の入院期間は年齢によっても差がありますが、1週間程度です。
当院では医療用皮膚接着剤を使用しているため手術後の抜糸はありません。
また、一ヵ月程度で日常の生活に戻ることができます。このバーは特に問題がなければ2〜3年後に手術をして抜去します。


CT
      術前CT画像
 術後CT画像
 


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