膿胸について

膿胸(のうきょう)とは、胸腔内に膿(うみ)がたまった状態です。肺炎や肺化膿症などが原因となります。 肺の手術後になることもありますが、これは治療法が異なります。 高熱がでたり、息苦しくなったり胸が痛くなったりします。さらに進行すると全身に感染が広がります。


どんな治療をしますか?

抗生剤の投与と、膿の排出のために胸に管を入れたりします。


どんな場合に手術が必要ですか?

管を入れるだけでは膿が充分に外に出せない場合に手術を考えます。胸膜炎になると胸膜や肺の表面に新たに膜ができ、そのため肺が固くなり伸びなくなります。この膜を剥がし、汚れたものを掻き出すとまた肺が膨らむようになります。この手術を剥皮術(はくひじゅつ)といいます。肺からの空気もれを伴い、なかなか治らない場合は、開窓術(かいそうじゅつ)を行うこともあります。

開窓術とは胸に大きく穴を開けて、中の膿を出す方法で、この手術のあとはその穴を毎日消毒してきれいにします。

感染が落ち着いたら、この穴を埋める手術をする場合もあります。穴を埋めるためには大網という胃にくっついた脂肪の膜のようなものを使ったり、筋肉の一部を使ったりします。また胸郭自体を肺にくっつける方法があり、それを胸郭成形術といいます。



当科での治療のご説明

剥皮術を胸腔鏡でも積極的に行っております。比較的早期の膿胸なら小さい傷を2〜3ヶ所開ける胸腔鏡手術で治ゆ可能です。



結核性膿胸について

当院では結核病棟がないため、結核菌が原因の場合は他の専門病院を紹介しております。

 


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